今回は、1月14日、15日に行われた「大学入学共通テスト」についてコメントしたいと思います。
「大学入学共通テスト」も今回で3回目を迎えました。「物理」と「生物」の平均点差が大きく、得点調整が行われたものの、全体としては、センター試験に代わる新しい試験として、ここにきてようやく安定してきた印象を受けました。
共通テストは、大学入学希望者を対象に、高等学校段階における基礎的な学習の達成 の程度を判定し、大学教育を受けるために必要な能力について把握することを目的とす る。 このため、各教科・科目の特質に応じ、知識・技能を十分有しているかの評価も行 いつつ、思考力・判断力・表現力を中心に評価を行うものとする。
上記の目的でスタートした共通テストですが、当塾での受検者の結果を見ると、早くから共通テストを意識して受験勉強を始めた生徒は、得点できているように感じました。思考力・判断力・表現力を評価するという中で、高校入試の問題も変化してきています。これらの力は、一朝一夕で身につくものではなく、日々の学習の積み重ねと学校生活や、社会生活全体の経験と合わせて育まれるものだと思います。2025年から共通テストも変化します。学習塾で働く身として、今回の共通テストの結果から、あらためて早くから準備することの大切さを感じた次第です。