こんにちは、盛岡教室 高校生担当の畠山です。
「夏は受験の天王山」といわれますが、そもそも「天王山」って何か知っていますか?
明智光秀と、信長のかたき討ちを果たそうとする羽柴秀吉との戦いで、この山を制した方が天下を取ることになる「天下分け目の天王山」と呼ばれた山のことです。
受験勉強では、学校が休みの間に自分で自由に使える時間をどう有効に使うかで受験の結果が決まるということで、このように使われています。岩手の夏は短いですが、8月31日までを夏の期間として考えてください。
それでは、「夏の勉強」いったい何をすればよいのでしょうか?
その前に自分の「第一志望校」を心に問い直してみましょう。私は、夏休み前の面談で生徒に必ず第一志望を確認します。(分かり切っていても必ずそうします。)理由は、暑い夏に長時間の勉強を、しかも計画的に実践するためには、「目標」がなければ、絶対にやり遂げることができないからです。まず「目標」が大切です。
それでは、主要教科(英語・数学・国語)についてのアドバイスです。
英語 ①単語・熟語の完成 ②文法・語法や構文の完成 ③長文読解(300words位)
秋以降、長い長文を読むために、基礎事項を完成しながら、短めの長文読解に取り組んでみましょう。読みながら、単語の抜けや知らなかった単語も拾っていきましょう。
数学 公式や定理の確認とセンター試験レベルの問題を解くことでの計算力の養成
共通テストは過去問がありません。センター試験レベルの問題にチャレンジしてみましょう。解けなかった問題は、解説を見ながら、復習に時間をかけてください。
国語 ①古文(単語・文法・読解) ②漢文(句法・読解) ③現代文(読解)
夏こそ古文・漢文に取り組んでみましょう。特に漢文は、学習の成果の出やすい分野です。
夏が終わった時、以前よりも堂々と「第一志望校」を宣言できるように夏を全力で駆け抜けてみましょう!