去る10月2日、キャリア学習会を実施しました。
お忙しい中足を運んでくださった方々に、感謝申し上げます。
そもそも「キャリア学習会」とは何なのか?
私も大学時代から講師をしていて、塾業界も長くなってきましたが、
「何のために勉強し、何のために受験を頑張るのか」
といった素朴かつみんなが思うこの疑問に、答えを出したいなと考えてきました。
簡単そうに見えますが、教務に携われば携わるほど難しい。
そこで、せめて強制的な意味での「勉強」とか、苦しい思い出としての「受験」にならないように、
将来、未来に向けて視野が広がる情報を皆さんにお届けしたいと考えて、
キャリア学習会を企画しました。
前置きは長くなりましたが、実際のキャリア学習会はというと…
前半は、吉田直美先生による、海外経験(ソロモン諸島)のお話、
後半は、加藤修平先生・戸嶋規夫先生による、2020年大学入試制度改革についてのお話でした。
前半と後半を比べると、夢から現実へ…という感じでしたが(笑)、
どちらも大変ためになるお話でした。
ネタバレするとせっかくご参加いただいた方々に申し訳ないので、ここではイベント中に語られなかった小ネタを…
まず、吉田先生の服装は、タイの現地の服装だそうです。エキゾチック!
吉田先生曰く、中学英語で十分なので外国語の仕組みを理解し、なじんでおけばほかの言語にも生きてくるそうです。
その中でも「三単現」がきちんとできるかどうかで、教養を測られてしまうそうです。
「三単現」とは何か…を忘れている人は作人舘へ!(笑)
なかなか身につきづらいところではありますが、受験英語としてだけでなく、コミュニケーションとしての英語の大切なところも知っておきたいですね。
2020年の大学入試制度の改革については、問題の見本を見せてもらい驚きました。
「契約書を読んで弁論する」という内容なんですが、まず内容の読み取りも難しいし、記述の仕方も普段の国語の勉強だけでは難しいんじゃないかと思いました。
受験勉強としての準備期間だけをあてにするのではなく、「考える習慣」から身に着けることが必要ですね。
キャリア学習会を通して…
情報には簡単にアプローチできる世の中です。
だからこそ、「情報の、何を、どのように取捨選択していくのか」について、主体性をもって考えていくことが大切だと感じました。
次回のキャリア学習会も、どうぞご期待ください。。